なゆた
栗栖ひよこさんの小説紹介します
1 コハク妖菓子店
誤字ではないです。本のタイトルです。
神社の奥に突然あらわれる商店街の入り口、夕焼けのオレンジ色にある古びた商店街があります。
その商店街の1つが「コハク妖菓子店」
店主の弧月(こげつ)の不思議な力が込められたお菓子が店内に並べられています。
お菓子の名前もちょっと変わってます。
訪れた人は悩みを解決するのに必要なお菓子を選んで買います。
それを、弧月はセピア色の紙袋に入れ
「ありがとうございます。用法・用量に気をつけてお召し上がりください」
という言葉とともに商品を渡します。
そのお菓子を食べた人に起こる不思議なこと。
ちょっぴり切なさもある短編集です。
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2 たそがれ夕便局
これも誤字ではないです。
夕暮れ時、ほとんどの店がしまっている中にある「夕便局」
コハク妖菓子店と同じ商店街にある夕便局です。
この夕便局は「あるルール」を守れば、過去、現在、未来のどこにでも、誰にでも手紙を届けてくれます。
配達人は水月(すいげつ)一人。
心が不安定な人が訪れ、過去、現在、未来の「だれかに向けて」手紙を書きます。
人の想いがつまった短編集です。
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この2冊は「夕闇通り商店街シリーズ」で、もう1冊あります。
「純喫茶またたび」です。
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短編集なので、あっという間に読めます。読み終わると、心がほっこりします。
なゆた
蒸し暑くて眠れない夜、ちょっと不思議な話を、寝る前のひと時のおともにいかがですか?