「万年筆」話です。
なゆたはペリカンの万年筆が好きです。キャップについているクリップ部分が「ペリカン」の顔になっているのがお気に入りのポイントです。
ポイント1 あえてアナログの万年筆のインクの補充方法
3つの方法があり、それぞれメリット、デメリットがあります。
1 吸入式万年筆
インクを吸入する機構が内臓されているタイプで、高価格帯の万年筆に多く用いられています。 ボトルインクから直接吸い上げるため、多くのインクを一度で補充できます。
ボトルからインクを入れる手間はかかりますが、万年筆を使っている!と実感できる時間です。注意しないと、インクで手が汚れるのが玉にキズですが、手間のかかる物ほど可愛いいのです。
2 カートリッジ式万年筆
安いものだと1,000円くらいから買えます。初めて万年筆を使う方におすすめです。インクの入ったカートリッジを装着するだけで、誰でも手軽にインクを交換できます。手を汚さず、インクが切れてもインクの補充がすぐにできるのが特徴です。携帯用におすすめしたい方式です。ボトルインクに比べると、選べるインクの色が少ないです。
3 コンバーター式万年筆
カートリッジ・コンバーター両用式と呼ばれるのがコンバーター式です。取り外しできる吸入器のコンバーターを装着し、インクをボトルから直接吸入して使用します。もし外出先でインクが切れてしまっても、カートリッジを装着して使うこともできます。吸入式とカートリッジ式のいいとこどりで使うことができます。
吸入式と同様にインクの補充に手間がかかります。手の汚れなどにも注意をしてください。
ポイント2 種類が豊富なペン先の太さ
ボールペンだと、極細(0.2mm以下)、細字(0.3mm〜0.5mm)、中字(0.7mm〜0.9mm)、太字(1.0mm〜1.4mm)、極太(1.5mm以上)ですが、万年筆も同じようにあります。
日本製と海外製ではペン先の太さは変わりますので、試し書きをして選ぶようにしてください。また製品によっては取り扱いがないペン先もあります。
1 EF(極細)細い線が書け、画数が多い漢字などを書くのに向いてます
2 F(細字) スタンダードな太さですが、細かい字を書くのに向いてます
3 MF(中細字) 細字と中字の間くらいです
4 M(中字) すらすらと書ける太さですが、細かい字には向いていないかも
5 B(太字) さらさらと書け、大きく文字を書くときに良い
6 Z(ズーム) 角度によって細字も太字も書けますが、コツがいるかも
7 MS(ミュージック) 本来は楽譜用のペン先ですが、カリグラフィーのようなデザイン文字を書くために使用する人も
ポイント3 好きな書き心地を選べるペン先の材質と固さ
万年筆のペン先には、さまざまな素材が使用されます。金、ステンレスなどあります。ペン先の材質により値段が変わります。またペン先の固さも製品により変わります。柔らかい書き心地が好きな人もいれば、カリカリとした書き心地が好きな人もいますので、購入する前に試し書きをして、好みの物を選んでください。
ポイント4 多彩なインク
ボトルインクは、様々な色があります。さらに「青色」といってもメーカーにより色合いが変わります。書いた直後とインクが乾いた時の色合いの変化も楽しめます。「インク沼」にハマる方もいらっしゃるほどです。
PILOTの色彩雫(いろしずく)では様々な色のボトルインクとカートリッジが発売されています。
色彩雫はなんと20色以上
色の名前も日本的で素敵な色がそろってます。
一般に、カートリッジのインクの色は、ボトルインクに比べて少なめです。カートリッジ式の万年筆だと、インクの色を楽しみたい時には物足りなさを感じるかもしれません。
そんな時は、コンバーター式万年筆です。コンバーターを買わなければいけませんが、ボトルインクを使えるので、たくさんの色から好きな色を選べます。
お気に入りの万年筆を見つけて、好きなインクの色を使って字を書いてみませんか。