なゆた(悪だくみ)
今週末は「夏日」の予報が出ています
ちょっとでも涼しい気分になれるようなタイトルの本を紹介します。
リンク
1.米澤穂信「氷菓」
米澤穂信のデビュー作で、映画化、アニメ化されています。映画化の時に原作がちょっと気になっていたのですが、そのまま読まずにいました。
とある高校に通う高校生が、気にしなければそのまま通り過ぎてしまうことを「わたし、気になります」の一言から、仲間と考察が始まるミステリーです。ミステリーといっても、誰も死にません。高校生活の中で起こる不思議なことを考察して「気になること」を解決していく話です。タイトルの「氷菓」にまつわる謎もあります。
2.赤川次郎「充ち足りた悪漢たち」より「わが子はアイスキャンディー」
米澤穂信「氷菓」を読み終わった時、赤川次郎の「わが子はアイスキャンディー」の話を思い出しました。
この話は、ミステリーではなく、子どもに振り回される大人、大人を振り回す怖い子どもの話です。ちなみに、タイトルの「アイスキャンデイー」=「氷菓子」からついてます。なぜ「氷菓子」なのかは・・・読んでみてのお楽しみ
短編集ですので、サクサク読めます。
リンク
2冊とも、「氷菓」という言葉がポイントになる話でした。暑い日に、キンキンに冷えた飲み物と一緒に楽しんではいかがですか?